受賞者インタビュー
受賞者インタビューNo1 大賞 灯台様
【勇者召喚に巻き込まれたけど、
異世界は平和でした】
- 第一回モーニングスター大賞、受賞おめでとうございます。書籍作家となって大きな変化はありましたか?
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やはり自分の作品が本として出版されるというのが、一番大きな変化でしたね。
もちろんなにもかも初めてで、戸惑ったり苦戦したりもしましたが、とても充実しています。 - 簡単な自己紹介と作品の紹介をお願い致します。
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灯台です。う、う~ん。自己紹介、自己紹介……合法ロリが好きです。
今回賞をいただいた『勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』は、なんというか、ほのぼの甘い作風です。
肩肘張らず、気ままに読める作品……になっていると嬉しいです。 - 文章を執筆しようと思ったきっかけはなんですか。
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コレは本当に単純な理由で『私がその作品を読みたい』からですね。
小説家になろうに『にじファン』というサイトがあった頃からネット小説を読んでいたんですが……なんといいますか私って結構マイナーなキャラが好きで、なかなか好きなキャラが活躍している作品が見つかりませんでした。
なので、見つからないなら自分で書けばいいやと思ったのがきっかけですね。 - モーニングスター大賞に応募しようと思ったきっかけはなんですか。
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丁度この作品を投稿してすぐに開催が告知されたので、せっかくの機会だからと応募してみました。
もちろん、あわよくば書籍化という欲もありましたね。 - 受賞するまでの投稿歴を教えてください。
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にじファン閉鎖以降、小説家になろうからは離れていまして、二次創作ばかりをしていました。
なので、オリジナル小説という意味では、この小説ぐらいですね。 - 受賞の知らせを聞いた時のお気持ちをお聞かせください。
- 信じられなかったというのが本音ですね。頭が真っ白になって、しばらく経ってから大はしゃぎしました。
- その受賞作についてですが、アイデアは何から着想を得たのでしょうか。
- 勇者召喚に巻き込まれた主人公が、王族やクラスメイトから冷遇されて、隠された力に目覚めるというのは非常に王道で、私も大好きです。実際初めは私もそういう作品を書こうと思っていましたが……多くの先人達が居る中、上手くかける自信がありませんでした。なので逆に、巻き込まれた先の異世界はとても平和で、主人公に対して皆が親身になって接してくれる。そんな本当に優しい世界での物語をと思いつきました。
- 受賞作を書く際に心がけていたこと、工夫したことなどあればお聞かせください。
- 受賞作に限ったことではないですが、私は作品を書く時『自分のしたいこと』ではなく『自分が読みたい物語』を書くように心がけています。あくまで私に文章力や構成力がないからでしょうが……どうしても主人公に自己投影をして、自分のやりたいことを主人公にやらせてしまうと、上手く書けないんです。なので、主人公に自己投影はせず、私が読者として読みたい物語を書く。後から自分が見直しても、楽しく読むことができる物語を書けるように、そこだけは注意しています。
- 作品の一番の見どころをお聞かせください。
- 可愛いヒロインたちですね。ヒロインを可愛いく魅力的に感じていただけるよう、様々なシーンを用意しております。特にヒロインのひとりである女公爵が、慌てふためくシーンは作者もお気に入りです。
- 応募した後、各選考段階で結果を待っている間はどんなお気持ちでしたか。
- まず一次選考ですが、正直全く通るとは思っていませんでした。次に二次選考……ココが一番不安が大きかったかもしれません。なまじ、一次を通っているだけに、期待と不安が強かったです。最終選考に関しては、もう『ひたすら祈っていた』の一言です。
- 第二回のコンテストに期待しているもの、読みたい作品などはございますか。
- 第一回ではファンタジー賞に該当作品がありませんでしたので、初のファンタジー賞受賞があるかな? と、期待しています。
- 第一回受賞者として第二回に参加される方にアドバイスをお願いします。
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あまり偉そうなことも言えないのですが、ポイントが低くても諦めないでください。知ってる人もいるかもしれませんが、私の作品は五月に連載を開始して、モーニングスター大賞の締め切りである9月まで、ポイントは数百しかありませんでした。その時点で五十万字ほど書いてはいましたが、ランキングに入ることもなくひっそり細々と執筆を楽しんでいました。そこからいきなりランキングを駆けあがり、最終選考の時点で五万ポイントを越えるとは、私自身まったく予想すらしていませんでした。
まぁ、つまり、なにが言いたいかというと、きっかけなんてどのタイミングで転がってくるか分からないので、くさったりせず執筆を楽しんでください。なにより作者自身が楽しく書けなければ、面白い作品は生まれないと思うので、作者が自分作品に対して一番のファンで居てあげてください。 - 技術的な観点で執筆時に気を付けた方が良いといったところは何かございますか。
- う~ん。これも偉そうになにかを言えるほど詳しいわけではないですが……やはり、読みやすさというのが大事だと思います。本として手にとって読む時には気にならなくても、ブラウザで読む場合、行が詰まっていると読み辛かったりしませんか? そういった際には、空白の行を入れたりするとかなり読みやすくなったりします。Web小説だからこその書き方というのも、意識してみるといいかもしれません。まぁ、あくまで参考程度にお願いします。
- 小説を書くうえで、普段から心がけていること、大事にしていることはありますか。
- 先の質問でも書きましたが、私の場合は『キャラクターに自己投影をしない』ということと『自分が読んでいて楽しい物語』というのを大事にしています。
- 小説を書いて良かった、と実感するのはどんな時でしょうか。
- やはり感想をいただけた時でしょうね。特にキャラクターを魅力的だと言っていただけるのは、なによりも嬉しいです。
- インタビューにご協力いただきありがとうございました。最後に読者の皆様へ一言お願い致します。
- モーニングスター大賞の第二回、私自身も一読者として楽しませていただこうと思っています。合法ロリがメインヒロインの作品を応募する方は、教えてください! 読みに行きます!!