本の紹介
充分な火力と防御力、敵に発見されにくく待ち伏せ攻撃に最適な低いシルエット、さらに量産性においても優れていたIII号突撃砲は、第二次大戦時の傑作AFVの一つといっても過言ではありません。大戦初期は歩兵直協支援車両として快進撃の一翼を担い、大戦中盤以降は、IV号戦車とともにドイツ装甲部隊の中核戦力となり、突撃砲部隊のみならず戦車部隊や駆逐戦車部隊などにも多数配備され、あらゆる戦場で活躍。自車の損失を遙かに上回る数の敵戦車を撃破し、傑出した戦闘能力を発揮しました。ティーガー、パンター、重駆逐戦車などの華々しい活躍に注目が集まりがちですが、もっとも多くの連合軍戦車を撃破したのは、実はIII号突撃砲なのです。 本書には、海外のミリタリー博物館に現存する実車の車体、砲塔、転輪など、各部分のクローズアップ写真に加え、内部構造の写真も多数掲載。戦車ファンやミリタリーマニアはもちろん、作り込みたい模型ファンにもおすすめの一冊です。
〔解説〕連合軍戦車の疫病神 III号突撃砲
博物館のIII号突撃砲D型
III号突撃砲D型のディテール
車体前部/戦闘室
機関室/車体後部
博物館のIII号突撃砲F/8型
III号突撃砲F/8型のディテール
車体前部/戦闘室
機関室/車体後部
足回り
博物館のIII号突撃砲G型
III号突撃砲G型のディテール
車体前部/戦闘室
車体側面
機関室/車体後部
足回り
博物館の10.5cm突撃榴弾砲42
10.5cm突撃榴弾砲42のディテール
車体前部/戦闘室
車体側面/後部
III号突撃砲 1/35スケール4面図
III号突撃砲B型
III号突撃砲C型/D型
III号突撃砲E型
III号突撃砲F型 1942年3月生産車
III号突撃砲F/8型 1942年9月生産車
III号突撃砲G型 1942年12月生産車
III号突撃砲G型 1943年4月頃の生産車
III号突撃砲G型 1944年12月以降のアルケット社生産車