本の紹介
沖縄の高校生が世界一になるまでの物語
沖縄県立西原高等学校マーチングバンドが、音楽のオリンピックでワールドチャンピオンになった実話から生まれたノンフィクション・ノベル。
「あぁ、マーチングってなんて楽しいんだろう!」
2022年春、東京にいる母親のもとを去り、別れた父の住む沖縄にやってきた17歳の少女・ミークは同い年の沖縄の人――ウチナーンチュ・ユーイーに出会う。
名門の沖縄県立西原高等学校マーチングバンド部に所属するメロフォン奏者のユーイーは、この年の夏、5年ぶりにオランダ・ケルクラーデ市で開催される世界音楽コンクールで世界一になることを目指していた。そして、ひょんなことからミークもマーチングバンド部に入部し、カラーガードの一員として活動することになるが――。
沖縄のまばゆい太陽の下、ワールドチャンピオンを目指した高校生たちの琉球青春ストーリー!
●著者プロフィール
オザワ部長
世界でただひとりの吹奏楽作家。神奈川県横須賀市出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。
著書に『空とラッパと小倉トースト』『旭川商業高校吹奏楽部のキセキ 熱血先生と部員たちの「夜明け」』(Gakken)、『吹部ノート』(KKベストセラーズ)、『あるある吹奏楽部の逆襲』(新紀元社)など多数。
『吹奏楽部バンザイ!! コロナに負けない』(ポプラ社)は深作健太・演出、井上桂脚本で『ファンファーレ!! 〜響き続けた吹奏楽部の物語〜』として舞台化された。主なメディア出演に、NHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」ほか。