本の紹介
1932年に『ウィアード・テールズ』に掲載された「不死鳥の剣」は、幻想と怪奇のパルプマガジンに大きな転換をもたらした。R・E・ハワードが創造したヒーロー、コナンの登場から、ヒロイック・ファンタシーの歴史が始まったのだ。彼の後を追うかのように輩出した〈剣と魔法の物語〉のヒーローや、コナンと並ぶ人気を誇ったオカルト探偵ジュール・ド・グランダンら、同誌上に覇を競った冒険者たちをこの一冊に集めた。さらに書き下ろしの創作と、現代の〝パルプ・フィクションの君主” ジョー・R・ランズデールによるメーサー牧師登場の最新作を収録。読者諸賢よ、いざ共に行かん、魔界への冒険に!