新紀元社 / Shinkigensha

直江兼続

直江兼続

副題:家康を挑発した智謀の将
シリーズ名:Truth In History
巻数:15
著者:相川 司
定価:本体1,800円(税別)
A5 272ページ
ISBN 978-4-7753-0682-6
発行年月日:2008年12月22日
在庫:在庫あり
電子書籍版あり

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本の紹介

「智勇兼備の将」「愛の武将」といわれる反面、「関ヶ原の戦いの首謀者」ともされ、また頭脳明晰で学問を好んだことでも知られる直江兼続。
しかし、兼続自身に関する史料は非常に乏しく、通説・俗説ばかりが多いのが事実です。
本書では、類書ではなかなか語られない、兼続の実像と謎に迫ります。

■本書で迫る謎(時系列)

御館の乱が起こった理由は? その後、なぜ直江兼続が台頭したのか?
上杉景勝が逸早く豊臣秀吉に属した理由は?
上杉分国の拡大に伴い、直江兼続が果たした役割と意図は?
なぜ豊臣秀吉は、上杉景勝を会津へ移封したのか?
直江兼続と石田三成との間に、本当に東西挟撃の謀議があったのか?
上杉景勝が関東乱入を企てたわけは?
なぜ直江兼続は徳川家康を追撃せず、逆に北の最上義光と戦ったのか?
関ヶ原の戦いの後、石田三成は処刑されたが、なぜ徳川家康は上杉景勝・直江兼続を許したのか?
なぜ、直江兼続は実子がいるにもかかわらず、婿養子を迎えたのか?
直江兼続の死の前後が判然としないのは、なぜか?
直江兼続の死後、どうして直江家は断絶処分とされたのか?
通説・俗説を物足りなく感じる方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

【本書の内容】

I 越後誕生編

  • 1 直江兼続の出自
    2 戦国期の越後
    3 上杉謙信の登場
    4 上杉景勝の若き日々
    5 御館の乱、勃発!

II 越後包囲編

  • 1 「御館の乱」の論功行賞
    2 越後を取り巻く情勢
    3 中央との接点

III 東国合戦編

  • 1 東国の情勢
    2 秀吉政権の確立

IV 上方暗雲編

  • 1 上方の情勢
    2 景勝の会津国替え

V 上方激動編

  • 1 独裁者秀吉の死
    2 激動する政局
    3 合戦の準備

VI 会津軍備編

  • 1 謀反の嫌疑
    2 不敵な挑戦「直江状」
    3 公儀の征伐準備

VII 会津征伐編

  • 1 会津での合戦準備
    2 諸大名の立場
    3 家康の上方反転
    4 関東乱入の夢

VIII 出羽死闘編

  • 1 最上攻めの敢行
    2 関ヶ原の勝敗
    3 和睦、そして処分へ

IX 米沢藩政編

  • 1 米沢への移封
    2 兼続の婿養子
    3 大坂の陣、勃発!
    4 「兼続の死」を巡る謎――不審の数々

X 人物略伝

  • 直江兼続/上杉景勝/上杉謙信/船/仙洞院/本多政重/前田慶次/上条政繁/本庄繁長/藤田信吉/新発田重家/豊臣秀吉/徳川家康/石田三成/伊達政宗/最上義光/佐竹義宣/真田昌幸/前田利長/本多正信

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