シリーズ名:Truth In Fantasy 66
著者:牧 秀彦
定価:本体1,800円(税別)
A5 224ページ
ISBN 4-7753-0329-5
発行年月日:2004年09月30日
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本の紹介
・日本の神話・伝承・古典芸能などで語られる40余の「名刀」を紹介。
・武具としてはもちろんのこと、神の威光を示す神器として、さらには古典芸能や物語の象徴として語られる日本刀。本書では「名刀」の解説だけではなく、所持者が刀とともに辿ったエピソードや、名刀ゆえに引き起こされた悲劇を紹介していく。
【目次】
第1章古代・平安
- ●十握剣(天之尾羽張)――イザナギノミコト
◆コラム:古代の刀剣
●草薙の剣(天叢雲剣)――ヤマトタケル
◆コラム:三種の神器
●叢雲の剣――蘇我入鹿
◆コラム:蘇我氏と藤原氏
●小烏の名刀――時次郎
●小鍛冶宗近(小狐丸)――三条宗近
●童子切安綱・蜘蛛切――源頼光
◆コラム:天下五剣
●鬼切(髭丸)――渡辺綱
◆コラム:権力者の心の闇を払った名刀「鬼丸国綱」
●獅子王の太刀――源頼政
第2章中世・戦国
- ●古備前友成――能登守教経
●手水鉢切りの名刀――梶原平三景時
●院宣の太刀――木曾義仲
●今剣・薄緑――九郎判官義経
●岩融――武蔵坊弁慶
◆コラム:弁慶の七つ道具
●巴型・静型薙刀――巴御前・静御前
●菊水の宝剣――大森彦七
◆コラム:受け継がれた名刀群
●赤木柄の刀――曾我五郎
●能・狂言の太刀
●「伊賀越物」の正宗――和田志津馬(渡辺数馬)
◆コラム:鍵屋の辻の決闘
●妖刀村正(籠釣瓶)――佐野次郎左衛門
●太郎太刀・次郎太刀――真柄十郎左衛門・十蔵父子
●波泳ぎ兼光・鉄砲切り助真――上杉謙信
第3章織豊・江戸
- ●赤穂義士の愛刀
●友切丸・北辰丸――花川戸助六
◆コラム:歌舞伎十八番
●青江下坂――福岡貢・春藤次郎右衛門
◆コラム:名刀ならではの妖刀伝説
●『暫』の大太刀――鎌倉権五郎
◆コラム:歌舞伎十八番
●「荒事」の三本太刀――松王丸・和藤内・曾我五郎
●日吉丸――武智(明智)光秀
◆コラム:明智光秀人物伝
●二字国光――団七茂兵衛
●世話物・白浪物歌舞伎の刀
◆コラム:南北と黙阿弥
●猛虎の刀――薩摩源五兵衛
◆コラム:江戸の信仰
●倶梨迦羅丸――雪姫
◆コラム:刀身彫刻
●『新薄雪物語』の刀――正宗・来国行
●世話物文楽の刀
●村雨丸――犬塚信乃
◆コラム:『天竺徳兵衛韓噺』波切丸
第4章江戸幕末
- ●家宝の名刀・祝宴の名刀――菊地半四郎・美濃部伊織
●平手造酒の刀――平手造酒
◆コラム:江戸三大道場
●加賀五郎義兼――国定忠治
●落語の刀
◆コラム:町人と刀
●長曾禰虎徹・和泉守兼定――近藤勇・土方歳三
◆コラム:池田屋事件が語る新選組銘刀伝