新紀元社 / Shinkigensha

戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。5

戦国時代に宇宙要塞でやって来ました。5

シリーズ名:モーニングスターブックス
巻数:5
著者:横蛍
イラスト:モフ
定価:本体1,200円(税別)
四六 324ページ
ISBN 978-4-7753-1967-3
発行年月日:2021年11月15日
在庫:在庫あり

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本の紹介

織田家の人々と関東へ──
久遠船団、出立!!

信長たちとともに関東を目指すことになった一馬。
久遠家の黒船船団が戦国の世に衝撃を与える!?

『小説家になろう』で話題の戦国SF、第五弾!
ゲーム内に造ったキャラクターたちとともに戦国時代に飛ばされた一馬。織田信長の家臣となった一馬は、アンドロイドたちの技術や知識によって、次第に戦国の人々の意識を変えていく!

「まるで祭りだな」
「……確かに、こういう祭りも面白いかも。楽しみながら学べるなんていいじゃないですか。今後もやれればいいな。いずれは領民にも開放してやりたいですね」
「それはいいわね。学問は多くの者に学んでほしいわ」
集まったみんなは勉強というか、娯楽でも始まるかのように楽しみにしている人たちが多い。
信長さんはそんな人たちを見て不謹慎だと感じたのか少し呆れているけど、アーシャは学問に多くの人が触れられる機会を喜んでいる。いずれ、紙芝居に続く娯楽としてお芝居や落語に歌舞伎なんかを興行してもいいかもしれない。

大湊に一泊して二日目。船はいよいよ大海原へと進む。さすがに沖に出ると結構な波がある。
太平洋西部域を南から北に流れている黒潮に乗るには、紀州の潮岬よりも沖に出る必要がある。
「孫三郎様。佐治殿、気分はいかがですか?」
「この程度の揺れなど心地いいくらいだ!」
「左様でございますな。水軍としてはこの程度の波など造作もないこと」
やっぱり今日になると船酔いをしている人がちらほらと出ているけど、人一倍元気なのは信光さんだ。さすがに今日はマストに登るのは遠慮してもらっているけど。

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