本の紹介
魔女、魔道書、魔術師……幻想と怪奇の世界ではお馴染みの言葉とはいえ、実像はおぼろげなのでは。ここで読者の皆様に、こっそり御覧にいれましょう。サバトに集う魔女たちを。冥き智慧を秘め本棚に潜む古書を。それをひもといて行われる闇の秘儀を。怪奇幻想の名手たちによる逸品に加え、伝説の魔術師アレイスター・クロウリーと、彼が属した〈黄金の夜明け団〉の団員作家による創作を、この一冊に収録。その数は〈魔女の1ダース〉……おや、数があわない? 良いところにお気づきですが、貴方はもう踏み込んでしまいましたよ。物語の〈呪圏〉に。