本の紹介

樹木を崇拝し、人間を生贄に捧げ、自然の力を操ったドルイド僧。彼らに導かれ、恐れを知らず戦う戦士たち。その活躍を謡いあげる詩人たち。
キリスト教の布教とローマ帝国の隆盛とともに消えていったケルト人たちの神話を、英雄物語や叙事詩、あるいは各地の遺跡から拾い集めました。
トールキンを始めとするヨーロピアン・ファンタジーの大元ともなった、ヨーロッパの人々の抱いてきた「荒々しく、神秘的な古代への憧れ」が味わえる、魅力的な物語が満載の一冊です。

【本書の内容】

第1章 ケルト人とは

• ケルト人とは
  ケルト人の歴史
  ケルト人の文化
  ケルト人の信仰
  ケルト人の神聖動物と植物
  ケルト人の代表的な伝承

第2章 ガリアとブリテンの神々

• ガリアのメルクリウスたち
  ガリアのマルスたち
  ガリアのアポロたち
  ガリアのミネルヴァたち
  ガリアのハンマーの神
  『ファルサリア』に伝えられる3神
  オグミオス
  ディース・パテル／ディス・パテル
  コキディウス
  ケルヌンノス
  エポナ
  フォルトゥーナ

第3章 トゥアハ・デ・ダナンとアイルランドの神々

• ヌァザ／ヌァドゥ
  ルーグ
  ダグザ／ダグダ
  オグマ
  アヌとダヌ
  ブリギット／ブリギッド
  モリガン／モーリアン／モリグー
  マッハ／マハ／マカ
  バウヴ／ボドヴとネヴァン
  エリウ、バンバ、フォドラ
  ボアン／ボアンド
  ディアン・ケフト
  キアン
  ゴブニュ、ルフタ、クルーニャ
  オイングス／アオングス
  コリブレ・マク・エーディン／コールプレ
  リール
  マナナン・マク・リール
  ドウン
  ブレス／エオフ
  バロール／バラル
  クロム・クルアク

第4章 英雄神話とマビノギオン

• クー・ホリン
  スカアハ／スカサハ
  メイヴ／メドヴ
  フェルグス・マク・ロイヒ
  コナル・ケルナッハ
  カスヴァズ
  ブリクリウ
  ディアドラ
  フィン・マックール／フィン・マク・ウィール
  ディルムッド／ディアルミド・ウア・ドゥヴネ
  オシーン
  プイス／プウィル
  リアンノン／フリアノン
  プリデリ
  ベンディゲイドブラン
  マナウィダン
  マース
  グウィディオン
  アリアンロッド
  アーサー
  キルッフ
  タリエシン
  ブラン
  ケルト万神録