本の紹介

古来より、医療とともに魔術と深い関係があるとされ、さまざまな人々を魅了してきた薬・・・。伝説の媚薬から権力争いに使用された毒まで、古今東西の歴史・伝承には、さまざまな薬が登場する。本書ではその中から45余の“魔法の薬”を取り上げ、使用された背景や効果などを詳しく紹介します。

【目次】

第一部　毒・医薬

• カンタレラ／砒素／石見銀山鼠取り／マハーラージャの贈り物／メディチの毒薬／青酸／トリカブト／毒ニンジン／漆／タパコ／生物毒／鴆鳥／幻想生物の毒／有機水銀／毒ガス兵器／西欧の伝統的解毒法／種痘／征露丸／ひまし油／香／ハーブ／漢方薬／日本の伝承薬／蝦蟇の油／虫下し／除虫菊／LSD-25／コカノキ／アヘン製品／大麻

第二部　媚薬・秘薬

• ゾンビーパウダー／ミイラ／魔女の軟膏／イモリの黒焼き／反魂香／江戸の媚薬／仙丹／エリクシャー／水銀／聖水／毒林檎／中世騎士物語の媚薬／シーブ・イッサヒル・アメル／魔法薬／バター／チョコレート

コラム

• ボルジア家の愛憎／東洋の砒素／アレキサンダー大王のもう一つの死因／イタリア貴族と謀略と毒薬／アルコール中毒／太平洋戦争と毒ガス／寄生虫は薬!?／麻薬の分類／真言立川流と芥子／パパ・ドク／内丹法と房中術／保存食品開発物語／コーヒー中毒